アメリカ横断_国旗

夢とロマンのアメリカ大陸横断旅行

アメリカ横断_道路_ルート66

日本の25倍の国土を持つアメリカ。
自然もエンターテイメントも、何もかもが日本とはケタ違いのビッグスケールです。
そんなアメリカを西海岸から東海岸まで一直線に旅するアメリカ大陸横断旅行は、夢やロマンがありますよね。

ただ広大なアメリカを横断するのは、かなり大変そうなイメージ。
でも実はアメリカ横断は、バスや列車を使えば、日数や費用も抑えて実現できるんです。
もちろん日数は長いほど沢山の名所観光ができますので、時間に余裕がある大学生の卒業旅行にもおすすめ。

この記事では、バスと列車を使ったアメリカ大陸横断旅行の方法をご紹介します。
読んでいただくと、憧れを現実にできる気がしてくるはずです。


バスで費用を抑えたお得な旅を楽しもう

とにかく国土が広いアメリカでは、メインの移動手段は飛行機か車です。
早く目的地に着きたいなら飛行機がベスト。

しかし観光なら、景色をのんびりと楽しめるバスか列車が向いています。
中でも、費用を安く抑えるならバス旅がおすすめ。
時間はかかりますが、景色をゆっくり眺められます。

バス会社はいくつかありますが一例として、アメリカ大陸横断でメジャーなのが格安長距離バス「グレイハウンド」です。
アメリカ最大のバス会社で、アメリカ全土を運行しており本数も多いのが特徴です。
ロサンゼルスからニューヨークの直通便なら最短3日で、費用は140ドル~。
もちろん途中下車しながら時間をかけて観光することで、より充実した旅になるでしょう。

バスは車と違い自分で運転する必要が無いので、集中して大迫力の景色を楽しむができます。
また地元のアメリカ人や他の旅行者と一緒に乗車するので、会話をするなど交流があるかもしれません。
現地の人と触れ合う機会が多く、異文化をより体感できることもバス旅の醍醐味といえます。


列車の旅で、優雅な気分を満喫しよう

列車の場合は、アメリカの西海岸から東海岸まで1本で結ぶ列車は無いため、乗り換えが必要です。
「アムトラック」はアメリカ最大の鉄道で、路線は全米をカバーしており、うまく乗り継ぐとアメリカ横断ができます。
一例ですが、アムトラックの中でも最も有名な路線の一つ「カリフォルニアゼファー号」から、東海岸へ抜ける列車に乗り換えれば、アメリカ横断が可能です。

カリフォルニアゼファー号はサンフランシスコとシカゴを結ぶ列車で、約4000キロを2日半かけて走ります。
2階建てで座席は広々としており、食堂車や寝台車も付いていてとても快適。
車窓からはロッキー山脈やミシシッピ川などの名所をはじめ、美しい渓谷や荒涼とした砂漠など、日本では決して見られない数々の絶景を堪能できます。

ダイナミックなアメリカの自然を心地よい揺れとともに楽しめる、贅沢な列車の旅はとてもおすすめ。
アムトラックには期間と乗り換え回数の制限付きですが乗り放題パスがありますので、途中下車も可能です。


バスと列車ならどちらを選ぶべき?

アメリカ横断_夜の交通網

長距離バスグレイハウンドの魅力はとにかく価格が安いこと。
旅費を節約したい人や若者におすすめです。
また3100以上の路線がありどんな小さな町も網羅しているので、どこへでも行くことができます。

長距離列車アムトラックの魅力は、その優雅さにあります。
早く到着することが目的ではなく、道中を楽しむことが目的なのです。
また路線数が少ないため、ルートを決めやすいこともメリットの一つです。
行きたい場所がはっきりしなくても、主要都市はきちんと通るので見所は抑えられます。

なるべく安く時間をかけて細かく回るならバス、より優雅に快適な旅を楽しみたいなら列車、といったように、目的に合わせて選びましょう。
もちろん、両方を組み合わせて利用したってOKです。

バスでも列車でも、西海岸から東海岸へ横断するのは1週間もあれば十分可能です。
ただせっかくの機会ですから、23週間ほどかけてたくさんの名所をまわりたいものですね。


どこに何がある?エリア別観光名所

アメリカ横断_グランドキャニオン

西海岸

アメリカ第2の都市、ロサンゼルスやサンフランシスコなど。映画産業の中心地ハリウッドのHOLLYWOODサイン、映画スターの手形と足形で有名なチャイニーズシアター、世界のセレブが住むビバリーヒルズ、ユニバーサルスタジオやディズニーランドリゾートなど、エンタメの宝庫です。また世界で一番美しい橋と称されるゴールデンゲートブリッジ、世界遺産に登録され雄大な自然が楽しめるヨセミテ国立公園などがあります。

東海岸

アメリカ最大の都市ニューヨーク、首都ワシントンD.C. など。アメリカのシンボル自由の女神、タイムズスクエア、ホワイトハウス、ケネディ宇宙センター、マイアミビーチなどがあり、政治・経済・文化などあらゆる分野の中心地であることを実感できるエリアです。

アメリカ中部

アメリカ第3の都市、シカゴなど。シカゴは超高層ビルや近代建築と自然が共存する街で、美しい夜景やミシガン湖クルーズが楽しめます。またシカゴはLAサンタモニカまでを結ぶ一本道「ルート66」のスタート地点になっています。カナダとの国境にある北米最大の滝ナイアガラの滝も絶景スポット。

アメリカ西部

カジノで有名なラスベガスなど。アリゾナ州にある巨大渓谷グランドキャニオンは、人生観が変わるほどの壮大さ。アメリカに行ったならぜひとも訪れたいスポットです。

アメリカ南部

「風と共に去りぬ」の舞台になったアトランタや、ジャズ発祥の地ニューオリンズなど。アトランタにあるコカ・コーラ本社は、工場見学ができる人気の観光スポットになっています。


まとめ

アメリカ横断_タイムズスクエア

アメリカは文化や人種が多種多様で、それぞれのエリアで全く違う雰囲気を持っています。
アメリカ横断旅行では景色だけでなく人々との交流を通して、それぞれの街の個性や美しさを肌で感じることができるでしょう。

  • アメリカ横断は1週間以内でも可能だが、2~3週間かけて名所観光を楽しもう
  • より安く、細かい場所を回りたい場合はバスがおすすめ
  • より優雅な旅をしたいなら列車がおすすめ

大学最後の春休みや長期休暇を利用して、スケールの大きな旅行を楽しんでくださいね。最高の記念になること間違いなしです。


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