ベルギー_アントワープ中央駅

ベルギー旅行なら外せないアントワープ中央駅

ベルギー_アントワープ中央駅_街並みと風景

ベルギーは、グルメ・美しい自然や街並み・建造物が有名で、旅行客に人気の国です。
ベルギーワッフル、ゴディバ、童話【フランダースの犬】の舞台となった【アントワープ聖母大聖堂】など馴染みがあるのではないでしょうか。
日本からも、年間10万人近くの旅行客がベルギーを訪れています。

そんな中でも【世界一美しい駅】と称され、芸術の街ベルギーが誇るアントワープ中央駅とは、一体どんな駅なのでしょうか。
一度は訪れてみたい世界の美しい駅としても、ランキング上位の常連となる程の魅力とは何なのか。

今回はアントワープ中央駅の歴史や、おすすめしたい周辺の観光スポット・グルメについて調べてみたいと思います。


歴史ある荘厳な外観・近代的なデザインが融合した鉄道の大聖堂

ベルギー_アントワープ中央駅_中央広場

ベルギー第二の都市であるアントワープ。
その拠点となるアントワープ中央駅は、1895年に着工し10年の年月をかけて完成したブリュッセル・メヘレン・アントワープ鉄道のターミナル駅です。

駅の構造について
石に覆われたターミナルの建物と待合ホール上の巨大なドームはベルギーの建築家ルイ・デラサンセリ英語版が設計したもので巨大な鉄(高さ44m、長さ185m)とクレメント・フォン・ボガードによるガラスで構成されている[1]。当駅はベルギーの鉄道建築でもっとも素晴らしい例として広く見なされている。駅への高架橋は地元の建築家ヤン・ファン・アスペレン(Jan Van Asperen)によって設計された注目に値するものである。

引用元:Wikipedia アントウェルペン中央駅

更に、1998年には高速列車が折り返し運転をせずに済むよう、大規模な改良工事が始まりました。
2007年には工事が完了し、地上階は終端駅、地下1階と地下2階はそのまま通過する事ができる機能的な構造へと生まれ変わったのです。

訪れた旅行者は、駅の構造や外観・内装にどんな評価をしているのでしょうか。

旅行者の口コミ

  • 列車が入っていくプラットホームは3階建てで近代的ですが、これが邪魔することなく芸術的な正面の建築と癒合して時を忘れる不思議な感覚にとらわれます。美しすぎる駅です。
  • 世界一美しい駅と言われるほどの駅舎は、やはり容易には想像できないほどの美しさでした。
    天井が高く、随所に装飾が施され、歴史を感じる駅です。
  • 建物外側はもちろんのこと,内側にも宮殿ばりの階段があり,観光客が写真をとる姿がよく見られます。
  • 広場に面したドームや、外観のライトアップは圧巻です。プラットフォームのエリアも、天井などの造作が非常にきれいですし、館内にはスーパーマーケットが複数入居しているなど、旅行者にとっても使い勝手が良かったです。

引用元:Tripadvisor‐アントワープ中央駅

歴史を感じさせる荘厳な外観と、近代的な造り、凝った内装の見事な調和に称賛の声が集まっているのがお分かりいただけると思います。
まさに【鉄道の大聖堂】と称されるに相応しく、教会に立っている様な厳かな気分になってしまう程美しい駅舎です。

続いて、駅周辺のおすすめスポット・グルメについてご案内していきます。


かつての貴賓室からリメイク(ル・ロワイヤル・カフェ)

駅構内にある、優雅で美しいLE ROYAL Cafe(ル・ロワイヤル・カフェ)。
天井が高く広々とした室内に、白を基調として金の豪華な装飾が施された高級感あふれる美しい内装になっています。

ここは、かつての王族が列車を利用する際に待合室として使っていた部屋(貴賓室)をリメイクして造られたカフェです。
コーヒーを飲みながらのんびりと優雅な一時を満喫するのも良いですし、ベルギー名産ビールを嗜みながら、かつての貴賓室で憩う王族の姿に思いを馳せるのも良いでしょう。

メニューは飲み物だけでなく、サンドイッチ、パスタ、肉料理などをオーダーする事も可能です。
豪華な造りながら、食事や飲み物の価格は良心的なので利用しやすいのも魅力です。

利用者の口コミ

  • アントワープ駅内にあります。列車の時間調整もあって、地ビールをいただきながら休憩しました。お値段もリーズナブルです。ひとりでお食事をしているお客さんも多く見受けられ、利用しやすいカフェだと思います。内装は、駅同様一見の価値があります。
  • 色大理石の重厚な造りと繊細な装飾の美しさで称えられるアントワープ中央駅ですが、その中のカフェも引けをとりません。かつて駅の貴賓室として王族が使っていたというだけあって、白と金の装飾、鏡で飾られた美しく広々とした空間です。一方、出てくるメニューは普通のカフェと変わらず気軽に楽しめるようになっています。サーモンのサラダとビールをオーダーしましたが、€10以内で収まりました。

引用元:Tripadvisor‐Le Royal Cafe

アントワープ中央駅を訪ねる際には是非立ち寄ってみる事をお勧めします。


フランダースの犬の舞台となったアントワープ聖母大聖堂

ベルギー_アントワープ中央駅_ノートルダム大聖堂_ステンドグラス

童話【フランダースの犬】の最後のシーンで、ネロとパトラッシュが永遠の眠りについたとされるのが、アントワープ聖母大聖堂です。
ここには、ネロがどうしても見たいと熱望したルーベンスの絵を見る事が出来ます。

「キリストの昇架」「聖母被昇天」「キリストの復活」「キリストの降架」等の祭壇画を含んだ多くの絵画が展示されており、必見の価値ありと言えるでしょう。

絵画だけでなくステンドグラスも美しく、荘厳で立派な建物は、教会というよりは美術館の様な印象を受けます。
日本の観光客が多いため、入り口には日本語のパンフレットが用意されており、絵画の前にも日本語の説明書きがあるのが親切です。


老舗ワッフルハウスVan Heckeは世界が認める美味しさ

ベルギー_アントワープ中央駅_ベルギーワッフル

最後はグルメで締めくくりましょう。
ベルギーの美味しい物と言えばワッフルが一番に浮かぶという人は必見です。

アントワープにある【Van Hecke】は1905年創業の老舗ワッフルハウス。
100年以上の歴史があり、常連も多く地元で愛される名店ですが、最近ではテレビ等で紹介されていて、観光客にも人気が出ています。

ベルギーのワッフルは2種類あり、「ブリュッセルワッフル」と「リエージュワッフル」と呼ばれています。
参照:ワッフルの種類(Wikipedia)

日本で知られるワッフルというと、主に後者の「リエージュワッフル」である場合が多いですが、Van Heckeで美味しいと評判のワッフルは「ブリュッセルワッフル」。
日本で食べる物とは食感が違い、サクサクと軽く食べやすいのが特徴です。

そして、Van Heckeのワッフルが他のお店と一味違うのは、中身が半熟の様にとろりとしている所。
外はサクサク、中身はとろりと絶妙な食感のマッチがこのお店の人気の秘密でしょうか。

生地自体が甘すぎないので、アイスクリーム等と食べてもちょうど良い加減になります。
苺がたっぷりと乗ったstrawberry kissというワッフルも人気です。

アントワープというよりは、ベルギーに行ったら是非食べて帰りましょう。


まとめ

ベルギー_アントワープ中央駅_馬車

今回は、世界一美しい駅アントワープ中央駅の魅力と、周辺のグルメ・観光スポットについてまとめました。

  • アントワープ中央駅(鉄道の大聖堂)
  • ル・ロワイヤル・カフェ
  • アントワープ聖母大聖堂
  • ワッフルハウス Van Hecke

少しでも、ベルギー・アントワープを旅している気分になっていただけたでしょうか。
まだまだ紹介しきれない程、ベルギーが誇る美しい場所も美味しい物も溢れています。

アントワープに旅行に行ってみたくなった、ワッフルが食べたくなった、という方は、次の大型連休にでも思いきって実際にベルギー・アントワープに行ってみてはいかかでしょうか。

その美しくも荘厳な歴史的建造物、街並み、受け継がれた魅力的な名産物に心を奪われてしまうこと間違いなしです。
芸術の街ベルギーを旅する際のお役に立てましたら幸いです。


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