長続きしない三日坊主の克服と対処法_頭を抱える男性

三日坊主になるのはあなたがダメ人間だからではない!

長続きしない三日坊主の克服と対処法_悩む女性

新年を迎え、気持ちも新たに「今年は健康のためにジョギングをしよう!」などと目標を立てたものの、まるで長続きせず三日坊主になってしまった、という経験はありませんか?
三日坊主を繰り返してしまうと、自己嫌悪に陥り「自分はダメな人間だ」と思ってしまいますよね。

実は三日坊主になってしまう理由は、科学的に説明ができるんです。
決してあなたがダメ人間だからではありません。

この記事では、三日坊主になってしまう理由と、克服するための対処方法をご紹介します。
心理学的な対策を効果的に行い、長続きしない自分を変えてみましょう!


三日坊主になる原因は「ホメオスタシス」

長続きしない三日坊主の克服と対処法_考える男性

まず三日坊主とは何かというと、「飽きっぽくて何をしても長続きせず、すぐやめてしまう人」のことです。
ダイエット、筋トレ、日記、読書、貯金、禁煙などは、挫折しやすいものの代表ですね。
いざ始めたものの、早ければ翌日には「面倒くさい」とモチベーションが急降下してしまう人も。
もちろん「一度決めたことは100%やり通す!」という強靭な意志の持ち主もいるとは思いますが、どんなに立派な人でも短期間しか続かないことはあります。

なぜやる気に満ち溢れて目標を立てたのに、情熱は長続きしないのでしょうか?

それは、人間にはホメオスタシスという機能が備わっているからなのです。
ホメオスタシスとは、日本語で「恒常性維持機能」のことで、環境の変化に抵抗して、身体をいつも通りの状態に維持しようとする働きのことです。

いまいちピンときませんね。

ホメオスタシスはどんな働きをしているのか、具体的に見ていきましょう。


「ホメオスタシス」とは一体どんなものなのか

  • 暑いときは汗をかいて体温をさげ、寒いときは体を震わせ体温を上げる
  • 風邪をひいたら熱を出してウイルスをやっつけようとする
  • ケガをしたらかさぶたが出来て、治っていく

これらはすべて、ホメオスタシスの働きによるものです。
ホメオスタシスは新しい変化に抵抗し、現状を維持しようとする無意識の働きです。
生きていくうえで必要不可欠な機能で、24時間私たちを守ってくれています。

ホメオスタシスは変化が大嫌いです。
これは大昔までさかのぼり、人類が「初めて見る動物に手を出したら襲われた」「知らない植物を食べたら食中毒になった」というようなことを繰り返すことで、変化=脅威と認識するようになったからです。
人間にとって変化することは命を脅かす危険なことであり、ホメオスタシスはいつも通りを維持するために変化を阻止するのです。

しかしホメオスタシスは良いことと悪いことの区別ができず、私たちが良い方向へ向かおうとする変化にまで抵抗してしまいます。
何か新しいことにチャレンジしようとしても「必要ない、現状維持!」と判断してしまい、その結果「やる気が起きない」「怖い」といった気持ちが生まれ、早々に挫折してしまいます。

これが三日坊主に陥る仕組みで、一つのことが続けられないのは当たり前のことなのです。
いつでも私たちを守ってくれますが、何か新しいことを始めようとしたときには障害になってしまうのがホメオスタシスなのです。


三日坊主を克服する心理学的な対処方法

長続きしない三日坊主の克服と対処法_ひらめき

変わろうとする努力を阻止するホメオスタシスですが、それを乗り越えて習慣になってしまえば、今度はそれを維持しようとしてくれます。
例えば歯磨きやお風呂などは、少し面倒ですが毎日行いますね。
これは子どものころから繰り返し行い習慣化したものをキープする、ホメオスタシスの働きです。

何かを続ける自信や気力がなくなってしまった時、乗り越えるにはホメオスタシスが「その新しい状態を維持しようと働くようになる」までその行動を続けるしかありません。
そこには自分の意志が必要になりますが、心理的な対策法を使えば三日坊主を克服しやすくなります。
具体的に見てみましょう。

・自分を責めない

早々にやめたくなった時に、「これはホメオスタシスのせいなんだ」と意識し、自分のせいだと思わないことが大切です。
精神的に楽になりますよ。

・少しずつ始める

新しいチャレンジを最初からハイペースで進めると、それだけホメオスタシスも発動してしまいます。
最初は少しずつ始めましょう。
腹筋なら10回、ジョギングなら5分、毎日続けることが大切です。
続けるうちに気付けば習慣化し、苦も無く続けられるようになっています。

・具体的な目標を定める

具体的な目標がないと、自分が何のためにやっているのかわからなくなり続けるのが難しくなります。
例えば、

×「ダイエットしたい」
〇「5キロ痩せてずっと欲しかった服を買い、それを着てデートする」

×「節約したい」
〇「節約してお金を貯めて、家族でハワイ旅行に行く」

といったようにゴールを設定することで、何をどこまで頑張ればいいのかがわかりモチベーションの維持になります。
目標達成後の自分を繰り返し想像することも、気持ちが前向きになりプラスに作用します。

・日々やることを計画する

毎日何をどのくらいやるのかを決めておくようにしましょう。
その日やるべき小さなゴールがたくさんあれば、ゲームをクリアしていくような感覚で続けて行けます。
やることが決まっていないと、目標達成までの道のりがわからず挫折しやすくなります。

・進捗状況を記録する

ダイエットなら何キロ減ったか、ジョギングならタイムなど成果を記録していきましょう。
目標達成に近づいていることを実感でき、やる気に繋がります。

・自分の頑張りに自分でご褒美を与える

人は何かメリットがないと物事を続けていくのが難しいため、「これが出来たらこんな良いことがある」と思えるようなご褒美を用意しましょう。
例えば「一か月継続出来たらスイーツを食べる」など、自分でルールを決めるのです。


まとめ

新しいチャレンジが続かないのは現状維持機能のホメオスタシスが働くせいであり、もともと人間に備わった本能のようなものです。
続けられない気持ちになるのは当たり前のことだったのですね。
最後に、三日坊主を克服する対処方法をまとめてみましょう。

  • やめたくなった時は「ホメオスタシスのせい」と意識し、自分を責めない
  • 最初は少しずつでも毎日継続し、習慣化することが大切
  • 目標は具体的に設定し、ゴールをイメージする
  • 日々やるべきことを決め、目標達成までの道のりをわかりやすくする
  • 進捗状況を記録し、目標達成に近づいていることを実感する
  • 自分の頑張りに自分でご褒美をあげてモチベーションを保つ

ホメオスタシスは現状維持機能ですから、一度習慣化すれば、今度はその新しい状態を維持する強い味方になってくれます。
三日坊主を克服するための心理学的な対策を把握し、次こそは目標達成まで継続できるよう乗り越えましょう!


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