ゴルフボールダイバー_ゴルフボールとカップ

池に落ちたゴルフボールを拾うプロがいる(ロストボール回収)

ゴルファーがプレー中に誤って池にボールを打ち込んでしまうことがあります。
水面が浅くボールの行方が目視で可能ならば自分で回収できます。
しかし、陸地からボールの位置がわからなければ回収を諦めざるを得ません。
プレイヤーに代わりこのボールを拾う業務を担っているのがゴルフボールダイバーと呼ばれる方々です。
彼らは池に落ちたボールを拾って販売することで利益を得ています。
あまりなじみのない変わった職業ですがその詳細を見ていきます。


ゴルフボール拾いは、「潜水士」&「ダイバーの経験」が求められる仕事

ゴルフボールダイバー_ダイビング

作業員はお客さんがいない時間帯に池に潜ります。
その際ダイバーのように酸素ボンベを使用します。
その理由は、池が3~10メートルと深く水が濁っていて視界が確保できないためです。
業務は3人1組で行い1人は万が一に備えて陸で待機します。
ダイバーは自分の位置がわかるように目印と無線を装着します。
単に水の中に入るのでなく命の危険があることを十分意識していることが伺えます。
また、冬は氷を割って潜ることもあるため、体力がないと務まらない仕事です。
作業後は、池の水深や構造のほかボールが多く落ちている個所を記録します。
これらのデータによって、次に同じ場所で作業するときにボールが多く落ちている場所を特定しやすくします。
拾ったボールは、汚れていることが多いため機械で洗浄します。
きれいになったボールを小売店やインターネット上で販売します。

必要な資格取得について

ゴルフボールダイバーという資格はありませんが、国家試験である潜水士免許試験に合格して潜水士の資格取得が必要です。
また、企業の求人欄にはダイバーの経験があることが望ましいと記載されているところも多いです。


年収1000万円稼ぐ者もいる

ゴルフボールダイバー_大量の海外のお金

ゴルフボールダイバーが、1回の作業で池1か所から集めるボールはおよそ5千個です。
彼らの中には年収で1,000万円以上の超高収入を得ている人もいるといわれています。
一度水につかったボールはロストボールと言われ通常のものと比べ性能が落ちるためプロは使用しません。
しかし、頻繁にボールを失くす可能性がある初心者にはお勧めです。
ゴルフボール1個の価格は500~800円ですが、ロストボールは1個50~1000円と半額以下で購入できます。
初心者がボールを失くす度に購入していては経済的な負担が重くなってしまいます。
しかし、価格の安いロストボールを使用していればその負担を減らすことができます。
1回の作業で相当数のボールを回収できてそのボールにニーズがあることが、彼らに利益を手にできる要因になっています。
また、ウェブ上で販売する場合は人件費や店舗運営などの固定費が必要ないため利幅が大きくなります。
ちなみに、池に落ちたボールの所有権はプレイヤーにあります。
しかし、ゴルファーがボールを拾わずにその場を去った場合に所有権がゴルフ場に移ります。
ダイバーはゴルフ場の許可を得てボールを拾っています。
素人が無断で池に入ってボールを取った場合は窃盗罪に該当されるので注意が必要です。


ゴルフボールダイバーは危険?高収入でたくさん稼げるという良い面ばかり見てはいけない

ゴルフボールダイバー_リスクのある仕事

短時間で高額なお金を手にできるというメリットだけを見てはいけません。
例えば、海外のゴルフ場の池にはワニや蛇が生息しているため、命を落とす危険性があります。
日本の池にワニが潜んでいる可能性は少ないですが、衛生環境の悪い池に一定の時間帯入るという行為は健康面での不安もあります。
また日本のゴルフ人口は減少しています。レジャー白書2019によると、日本のゴルフ人口は3年連続で700万人割れとなりました。
さらにプレイヤーの高齢化が進んでいる中で若年層でゴルフに親しむ人の数字は上昇していません。
つまり、今の主要な顧客層がプレーから離れた場合、ゴルフ人口はさらに落ち込むことになります。
安全面や健康面のリスクだけでなく、これからも今までと同じように稼ぐことができる仕事であるかを考えなければなりません。


特殊な職種・業界「ゴルフボールダイバー」の採用を掲載している転職・求人サイト

ゴルフボールダイバー_ゴルフ場の池

特殊な職種・業界ともいえる「ゴルフボールダイバー」ですが
「ゴルフボールダイバー」を募集している企業の採用情報を掲載している転職・求人サイトをご紹介します。

【完全無料】ゴルフボールダイバーになりたい方に人気でおすすめの転職・求人サイトランキング

以下は定番かつ人気で王道とも言える転職サイトなので「ゴルフボールダイバー」としての求人をお探しの方は全て登録することを推奨します。
ただし、全部に登録する時間がないというかたは1あるいは2は最低限登録がおすすめです。
また、エージェント型の転職サイトではないので登録だけしておいて求人が定期的に出現するか、ウォッチするのに最適です。

  1. リブズキャリア
  2. doda
  3. リクナビNEXT
  4. マイナビ転職

エージェント型転職・求人サイト

以下の4つの転職サイトはエージェント型となるので、転職サイト側のエージェントと面談をしたりする必要があります。
やや面倒に感じるかもしれませんがクローズの求人なども多いので、しっかりとエージェントと交渉して、自分にあった求人を探したい方におすすめです。

  1. リクルートエージェント
  2. マイナビエージェント
  3. パソナキャリア
  4. type転職エージェント

ハイクラス向け転職サイト

以下3つの転職サイトは、ハイクラス向けの求人を多く掲載しており、高収入な求人のみを取り扱っております。
年収800万円〜1000万円、あるいはそれ以上の高額な年収を希望されてる方は、登録をおすすめします。

  1. リクルートのハイクラス転職サービス【CAREERCARVER(キャリアカーバー)】
  2. DODA(ハイクラス)
  3. ビズリーチ

【無料会員登録必須】補足情報:転職サイト・エージェントとあわせて登録しておきたい便利なサイト

転職サイト・エージェントへの登録とは別途、以下のサイトへの無料会員登録を推奨します。

  • ミイダス
    • ご自身の価値を査定することが可能
  • 転職会議
    • 転職活動をする上で転職先の評判や口コミチェックに必須

 


※裏技編:「ゴルフボールダイバー」の採用・求人を転職サイトを使わずに探す方法

ゴルフボールダイバーを募集している企業に直接申し込む

ゴルフボールダイバーを募集している企業というのは、正直あまり多くございません。
募集している場合でも表立って採用を募集しているケースが少ないです。
しかし、本サイトのリサーチの結果1企業が潜水士としてゴルフボールダイバーを募集していることが確認できました。
ご興味のある方は、以下よりお申し込みください。
※本社所在地が大阪府大阪市となるので関西の方限定になると思います。

買取事業(ロストボール回収)を行っている「株式会社球手箱」の公式HPから直接応募する

株式会社球手箱の会社概要
会社名 株式会社球手箱
公式HP http://www.tamate.co.jp/
設立日 2013年4月10日
所在地 本社 〒544-0014 大阪府大阪市生野区巽西1丁目4番10号
TEL・FAX 06(6224)3826(代表) / 06(6224)3803
事業内容 ゴルフボール(新品・中古)の買取・回収及び販売
掲載ショッピングモール Yahoo!ショッピング / Amazon / ヤフオク
資本金 3,000,000円
代表取締役 松下 晃平
従業員数 15名(2018年3月1日現在)
古物営業法に基づく古物商の許可 大阪府公安委員会許可 第621180172339号
株式会社球手箱で募集している求人
潜水士【急募】
正社員(営業、仕分け、回収業務等)
仕分けスタッフ(パートタイマー)
WEB担当スタッフ【急募】

まとめ:ロストボールを拾う仕事「ゴルフボールダイバー」

ゴルフボールダイバー_ゴルフボール

本記事では、あまりなじみがない、プレイヤーが池に誤って落としたロストボールを拾うゴルフダイバーという仕事に関して解説をさせていただきました。
ゴルフボールダイバーになるには、国家資格である潜水士資格および海に潜った経験(ダイバー)が必要です。
高収入なイメージやたくさん稼ぎたいという願望がある人、潜水士資格があってダイバーとしての経験がある方にとっては、すぐにでもゴルフボールダイバーになって、お金を稼ぎたい!!という思いにとらわれるかもしれません。
しかし、事故と隣りあわせの状況で仕事をすることやゴルフ人口が今後減っていくことなどを考慮しなければならないと思います。

リスクも踏まえて、ワクワクできる方や潜水士&ダイバー経験もある方で、変わった仕事でお金を稼ぎたい方には向いている職業でしょう。

  • まとめ
    • 世界的にみると高収入で稼げる職業
    • 反面、自分自身の命の危険や事故と隣りあわせの状況で仕事をする「リスク」のあるお仕事
    • 国家資格、潜水士資格の取得やダイバーとしての実経験が必要
    • 短時間で相当数のゴルフボールを拾い、使える状態にして再度お客さんに販売
    • ボールの品質が良くないが、一つのゴルフ場の池に数万個のロストボールが眠っているので利益が生じます

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事