世界で1番ビールを飲むのはあの国だった!?
お酒が飲めるようになり、社会人になったりした時のお酒の席でよく聞く言葉。
そう、「とりあえずビールで。」
暑い夏はもちろん、寒い冬にお鍋をつつきながら飲むビールも格別ですよね!
ただ、ビールの人気があるのは日本だけではないんです。
世界中の人々に飲まれているビール。どこの国が1番飲まれているのでしょうか。
予想しながら読んでみてください!!
ビールの年間消費量ランキング
ビールが有名な国と聞かれてパッと思いつくのは、ドイツという方が多いかもしれませんね。
ただし、消費量を見てみると別の国が1位なんです。実際に世界の消費量ランキングを見てみましょう。
- 中国 (約3936万kl)
- アメリカ (約2402万kl)
- ブラジル (約1266万kl)
- メキシコ (約898万kl)
- ドイツ (約832万kl)
中国が群を抜いて消費量が多いのがわかりますね。
ただし、中国とアメリカは人口も多いので消費量が多いのも納得がいきます。
世界のビール総消費量は、約1億8672万kl。東京ドームをジョッキに見立てると約152杯分に相当します。
意外なあの国!1人あたりのビール消費量ランキング
先程、世界のビール消費量ランキングを見ていただきました。
では、1人当たりの年間ビール消費量が世界一の国はどこだか想像つくでしょうか?
消費量ダントツ1位だった中国でもなく、ドイツでもアメリカでもないんです。なんと、消費量トップ10に入っていない国が1位なんです。
なんと、1位は、「チェコ」です。
詳しいランキングを見てみましょう。
- チェコ (約191.8L)
- オーストリア (約107.6L)
- ドイツ (約101.1L)
1位のチェコは、ドイツやオーストリアに囲まれた内陸国。国土は日本の5分の1で九州の大きさと同じくらいです。
そのチェコなんと、26年連続でビール消費量世界1位を貫いているんです!!いかにチェコの方たちがビール好きかわかりますね。
3位にランクインしているドイツ。
総消費量でも5位にランクインしていることから、イメージ通りビールをたくさん飲んでいることがわかります。
消費量1位チェコでビールが飲まれる理由
26年連続1位で、不動の地位を確立しているチェコですが一体なぜそんなにビール消費量が多いのでしょう。
チェコのビールは、ジュースよりも安い。
地元の人が集まるレストランで300mlのビールを頼んでもおよそ日本円にして100円。
スーパーで販売されているとのは、さらに安く500mlで150~160円。
コーラなどジュース類は500mlで約275円前後となっています。
ジュースよりも安いビール。
しかも味も美味しいとなると消費量が多いのも頷けますね。
また、日本のビールの主体となっているのは、ピルスナーですが、ピルスナーはチェコのピルゼン地方のビールの流れを組むものです。
チェコでは、「飲むパン」と言われることもあるくらい生活に浸透しています。
ビール好きな人は、朝食代わりにビールを飲むこともあるそうです。
「ビールの価格を引き上げたら政府は倒れる。」と言われるほど、チェコの方達とビールの関係は緊密で繊細なもので国内には地元の大小のビール工場、あるいは家族経営のミニ鋳造所で作られたビールが何百と存在しています。
まとめ
一人あたりビール消費量世界一を紹介させていただきましたがいかがでしょうか。
「とりあえずビールで」な文化が根付いている日本よりもビール好きの国はたくさんございます。
そしてアジアで最もビールを消費しているのは、データの通り、間違いなく中国となります。
また、ベトナムやタイなどの国々ではどんどんビールの消費量が増えてきており、
今や世界の中でもアジアが占める割合は約35%となりヨーロッパを抑え10年連続で1位という結果でございました。