ふわふわ感を楽しめるオムレツは家でも作れる!
目次・概要
卵白をベースにすることでふわふわな食感を楽しめるモンサンミッシェルオムレツ。
テレビなどで紹介されるふわふわのオムレツを一度は食べてみたいと思うけど、なかなかお店に行く機会がない人もいると思います。
でも、実はモンサンミッシェルオムレツの作り方は思っているよりも簡単なものなのです。
今回はそんなモンサンミッシェルオムレツの作り方とその由来について紹介していきます。
簡単なモンサンミッシェルオムレツのレシピと作り方
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それでは簡単なモンサンミッシェルオムレツの作り方を見ていきましょう。
レシピ
- 卵 2個
- 塩 少々
- バター 小さじ1
作り方
- 卵を黄身と卵白に分けて、卵白だけをボウルに移し、塩入れて泡立つまで混ぜる(ミキサーがあれば時間が短縮できます)
- 泡立った卵白に、1.で分けた黄身を入れ、今度は泡を潰さない程度に軽くかき混ぜる(こちらはミキサー使わない方が良いです)
- 温めたフライパンでバターを溶かして、かき混ぜた卵を入れ、弱火で焼く
- 2~3分して焼き色が付いたら完成(お皿に盛りつける時に円形を半分に折りたたむ)
最初の味付けの際に砂糖やお酢を加えてお好みの味を調整することもできます。
また、クリームチーズを後乗せして一緒に食べるとふわふわ感とチーズが程よくマッチします。
モンサンミッシェルオムレツの由来
不思議な作り方をするモンサンミッシェルオムレツですが、実はこのオムレツができる由来があります。
モンサンミッシェルは巡礼地(宗教上の神聖な場所)として、多くの巡礼者が訪れる場所であるのですが、フランス本土から離れた島であり、19世紀頃ではそこまで行くには干潮時に渡るしか手段がありませんでした。
しかし、潮の満ち引きが非常に早いことから途中で海に溺れてしまう巡礼者も多く、それ以外の道中でも天候や気候に左右されながら目指すことから巡礼は命がけの行動だったのです。
そんな状況を知っていたモンサンミッシェルで宿屋を営むメール・プラール(プラールおばさん)はやって来た巡礼者たちを元気づけるためのもてなしを考え始めます。
本来なら豪華な食事でもてなしたかったのですが、島であることから限られた食材しか用意ができません。
そこで思いついたのが、島でも手に入る卵をなるべく大きな形にして満足感のあるものにするというものです。
これがモンサンミッシェルオムレツの由来であり、このことから本場のモンサンミッシェルオムレツの店の舐めは「ラ メール プラール」という名前になっています。
現在はモンサンミッシェルと本土は橋で繋がれていますが、この橋がなかったことで、モンサンミッシェルオムレツが誕生したのです。
本場でモンサンミッシェルオムレツを食べる場合の注意
プラールの思いやりによって生まれたモンサンミッシェルオムレツですが、もし、本場の「ラ メール プラール」でそのオムレツを食べる場合は少し注意が必要です。
その理由は値段が非常に高いということです。
値段としては5000円近くになっています。
由来のある町で食べるというのはそれなりの価値はあるのですが、材料は簡単なレシピと変わりがないもので、観光料として多めに取られている感じがしてしまいます。
もちろん、本場の料理人が作ることで出せるふわふわ感や味付けもありますが、あまり期待し過ぎて食べに行くと値段とのギャップに驚いてしまうことがあります。
リーズナブルに食べるなら簡単な作り方を試してみましょう。
まとめ
今回はモンサンミッシェルオムレツの作り方と由来について見ていきました。
少ない材料で簡単に作れることから試しやすい料理です。
普通のオムレツに飽きてきたら、ぜひ、ふわふわ感のあるモンサンミッシェルオムレツを作ってみてください。