1000万円で納得の家を建てたい!「ローコスト住宅」とは?
目次・概要
マイホームは欲しいけど、資金があまりない。
家を買う為に共働きで頑張っても、高いローンで生活が常にギリギリになるのは嫌だ!
でも、最近話題の「ローコスト住宅」なら、納得のいくマイホームが建てられるのではないか。
生活にゆとりを持たせる事も出来るかもしれない。
そんな風に思ったものの、湧き上がる疑問も。
1000万円と格安でも家が建てられると聞くけれど、何故そんなに安いのか?
家の安全面は問題ないのか?
家は一生の買い物だから、安さにこだわるあまり後悔はしたくないですよね。
今回はこんな疑問を解消しつつ、1000万円で納得のいく家を建てる方法や更に安くする裏技について、ローコスト住宅の注意点の調査結果をシェアしたいと思います。
激安で家が建てられる?ローコスト住宅の5つのからくり
格安で家を建てる為のからくりとは一体何でしょうか。
多くは企業側の努力や工夫による所ですが、購入者が気を付ける事で建築費用を下げる事も可能です。
ポイントを5つに絞ってご説明します。
広さや間取り、建築資材や工程が決まっている「規格住宅」
ローコスト住宅では、広さ、間取り、資材や設備等が予め決められた規格住宅を主力にしています。
規格化される事により、資材工場にて一括して設備や資材の加工をする事が出来ます。
これらの作業を現場で行うと手間がかかるので、工場で予め行い人件費カットに繋げる事が出来ています。
更に、手間が減るという事は工期を短縮する事にも繋がりますので、ここでもコストダウンが出来るという訳です。
資材の大量購入で材料費カット
資材・設備を規格化して統一する事により、同じ材料を大量に購入する事が出来ます。
私達が物を買う時も、まとめ買いをすると割引されて単価が下がる事がありますが、それと同じ事が言える訳です。
単価の低下を利用して、グレードの高い資材を通常より安く仕入れるという事も可能になります。
設備や資材のグレードを下げる
家の中の設備(バス・トイレ・キッチン)や、部材(床材・壁紙・ドア・窓、屋根や外壁等)のグレードを下げる事でもコストダウンが可能です。
全てにおいてグレードを下げてしまうと、生活していく上で不便に感じたりする可能性もありますので、よく吟味した上で削っても問題ない部分では削ってメリハリをつける事がお勧めです。
広告費・人件費を極力かけない
住宅を販売するにあたって、テレビCMや住宅展示場等で宣伝をするのが一般的ですが、、ローコスト住宅会社はこれらの広告・宣伝費用を極力カットする様に工夫をしています。
例えばテレビCMを全国放送ではなく地方限定にしたり、住宅展示場をもたない或いは自社所有の土地に建てるといった方法があります。
また、規格住宅により設計・施行の手間が省ける為、設計士の人数や工期を少なくする事が可能です。
こういった工夫によりカットされた広告費・人件費が、建築費用の圧縮に繋がっているのです。
フランチャイズ経営で中間マージンカット
ローコスト住宅の会社の中には、フランチャイズシステムによる経営をしている所があります。
住宅会社のフランチャイズとは、本部(ハウスメーカー)と加盟店(地域の工務店)が契約を結び、ハウスメーカーの開発した家を工務店が売るというシステムです。
ハウスメーカーの強みである商品開発力、工務店の地域に密着したサービス提供等のメリットを併せ持っています。
また、ハウスメーカーのみで家を建てるのと違い中間マージンがかからないので、余分な費用をかける事無く良い家を建てる事が出来ます。
※重要:建築基準法適合で、格安でも安全性に問題はない。
ローコストで住宅を建てる際に、安全性や耐震性は大丈夫なのか?と心配される方がいるかと思いますか、大丈夫です。
そもそも日本には建築基準法という法律があり、安全面でこの基準を満たしていると認められた建物しか建築する事は出来ない事になっているからです。
建築基準法‐Wikipedia‐
その為、ローコスト住宅だからと言って家の品質が著しく落ちる様な心配はありません。
更に、長期優良住宅認定制度をクリアした住宅であれば、耐震性や断熱性に関しても問題ないとお墨付きという事なので安心です。
他にも、都市計画法や消防法など家を建てる上で守らなければならない法律がありますが、当然ローコスト住宅であってもその点は変わりなくクリアしているので、安全面については一定に保たれています。
元々格安なローコスト住宅が更に安くなる「裏技」とは?
ローコスト住宅は、1000万円という激安価格でも納得の家が建てられる、という事はお分かりいただけたかと思います。
しかし更に安くする裏技的方法もありますのでご紹介します。
ネット限定住宅を利用する
まだ数は少ないですが、購入者自身がネットで外観やプランを選択して住宅の建築・購入をする事が出来るサービスがあります。
耐震性・耐久性などの安全面、快適性はそのままに、低価格で家を建てる事が出来るのが特徴です。
住宅展示場を持たないので、完成後に見学会に協力をお願いしているという事なので、その点は注意が必要です。
また、建築可能地域が限られているので、希望の場所で建てられるかどうか事前に確認しましょう。
住宅完成後モデルハウスとして一定期間提供する
家が完成してから、数日~1週間程度、完成見学会の為に提供をお願いされるケースがあります。
了承すると謝礼として100万円~300万円程度、或いは値引きしてもらえるという事が多い様です。
ただ、中には元々値引き分を上乗せしていたり、2~3か月貸し出すのに10万円程度しか謝礼がないなど、あまり良くない業者もいますので、注意が必要です。
貸出後にキズ等のリペアをしてもらえるかどうかもきちんと確認しましょう。
複数社に見積もりを取るだけ。比較検討で多額の差が出る事も!
住宅の購入する際に、相見積もりを取る事で場合によっては数百万円の差が出るケースがあります。
住宅会社によって、人件費・広告費等の経費や、設備のグレード等に違いがある為です。
自分にとって最適なサービスを、一番お得な形で受けられる様にする為には見積もりを取って比較検討をする事は非常に大事な事です。
手間を惜しまず、しっかり調べましょう。
納得のローコスト住宅を建てる上での注意点は?
ローコスト住宅を建てた後で、後悔しない為にはどうすればいいのか。
安くても納得の家を建てるには?
気になる注意点をまとめていきます。
外壁はケチらない
外壁は、まず最初に目に入る部分であり美観にも関わりますし、家を守る為の大きな役割を果たす物です。
雨や風を凌ぐ、防音、プライバシーの確保、建物自体の劣化防止等様々あり非常に重要な部分ですので、グレードを落としすぎてしまう事はお勧め出来ません。
外壁の材料を安い物にしてしまうと、結局外壁のみならず家の基礎部分の劣化をも早めてしまう事になりますし、メンテナンスやリフォーム費用がかさんでしまう為です。
こうなってしまっては本末転倒なので、外壁のコストを考える時には慎重に検討しましょう。
オプションは程々に
ローコスト住宅の安い理由の一つに、設備のグレードが低い事をあげましたが、この部分に不満を抱いてしまう事もあります。
オプションをつけたりグレードを上げる事は出来ますが、あれもこれもと欲張りすぎてしまうと、その分費用が上がってしまうので、気を付ける事が大事です。
あくまで必要十分である事を目指して予算を組み、後悔する事が無いようにしましょう。
アフターサービス・保証が手厚い業者を選ぶ
殆どの人にとって家は一生のうちで一番高い買い物となるので、建てた後に不具合が生じた場合の保証がきちんとしている事は必須条件ではないでしょうか。
ただ、ローコスト住宅会社の場合はアフターサービスや保証内容を絞ってコストダウンをしている所もあるのが事実です。
家が完成した後に不具合が生じた場合に追加の費用が発生する事が無いように、建てる前にきちんと確認をして、保証が手厚い住宅会社を選びましょう。
まとめ:お金をかける?かけない?のメリハリをつけるのが◎
今回は、1000万円で家を建てる方法、裏技、注意点について調べた事をまとめました。
おさらいしてみましょう。
安く家を建てるからくり
- 規格住宅を選ぶ
- 資材の大量購入で材料費カット
- 設備や資材のグレードダウン
- 広告費・人件費カット
- フランチャイズによる中間マージンカット
更に安くする裏技
- ネット限定住宅の利用
- 完成後一、定期間モデルハウス提供
- 複数社への相見積もり
ローコスト住宅の注意点
- 外壁はケチらない
- オプションは欲張らない
- 保証の手厚い住宅会社を選ぶ
ローコスト住宅を建てる上で必要な考え方としては、手間や無駄をなるべく省き、かつ必要な部分には必要な予算を組むという事です。
メリハリを意識しましょう。
その結果、広さや間取り、設備や資材がある程度制限はされますが、それが自分にとって必要十分と思えるなら、ローコスト住宅は最高な選択肢となるのではないでしょうか。
何より、1000万円で家が建てられるのなら、その後に続く生活に余裕を持たせる事が出来ます。
自分達の住む大切な家ですから、とことん考えて納得のいく家を建てましょう。
この記事が、これから家を建てる皆さんの参考になれば幸いです。
最後に:格安・激安で1000万円の家をどうしても建てたい方向け
「何が何でも1000万円で家を建てたい」という方は、以下の注文住宅サイトを利用することがおすすめです。
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